FLHTCUウルトラクラッチ不具合からの教訓:人の振り見て我が振り直せ

2018-10-13 Saturday

今回見させて頂いた、FLHTCUエレクトラグライドウルトラクラシックのクラッチが切れない、クラッチを切っても少し進む、ギヤが異常に硬いとのご相談を承りました。

少し前に他店(某カスタムショップ)にてハンドルを交換されたとの事で同時交換でスロットルケーブル、クラッチケーブルもご一緒に交換されたとの事。

何が悪さをしているのか故障探求です。

まずクラッチケーブルの遊びに問題が無いか確認、特に問題無い様です。

 

続いて、クラッチハブアジャスターの調整に問題が無いか確認、こちらも特に問題無い様でした。

 

ミッションオイルを見る限り鉄粉等の混入も無い様でした。

 

ここまでは特に異常は見られないのでミッションサイドドアケースを開けました。

 

                         ・・・?!

 

クラッチレバーを切ってない状態(一番伸びている状態)でクラッチランプが上の位置でした。通常は以下の画像でご説明いたします。

 

レバーを握ってない状態であればクラッチランプは矢印のところまで戻らなくてはなりません。握ってない状態でこの位置という事はインナーケーブルが明らかに短いという事が言えます。ケーブルが短い為、ランプが充分な運動量を稼げず早めに底付きをしていた為クラッチが切れてないという事になっていたと思われます。

恐らく他店(某カスタムショップ)でハンドル交換及びワイヤー類交換を行った時、適合外のワイヤーを取り付けられたものと考えられます。

お客様にその旨ご説明し、明らかにその某カスタムショップさんのミスだと思うのでそちらにご相談されてはいかがですかとお伝えしたところ・・・

「もうあちらの世話になりたくないのでお金がかかってもSS TIGRE でやってくれ。」

とおっしゃって頂きました。

 

いい加減な仕事をしているとお客様が離れてしまうのは当然です。

今回のお客様の様に文句を言わずそのまま離れて行ってしまう方がほとんどでしょう、なぜお客様が離れてしまったのか分からず、失敗から何も教訓にならないので自身の成長にもならない、失敗だった事すら気づかない。

今回の件を反面教師としてお客様が満足頂ける仕事をしたいと改めて感じました。